引用元：ベトナム商工会議所のWEB新聞「VCCI メコンデル」

COVID-19により主要なパートナー間のサプライチェーンを混乱させる状況において、日本政府は、日本企業が中国から生産ラインを移動するのため、日本の過去最高の経済的救済パッケージ22億ドルを支援しました。ベトナムにとって素晴らしい機会だと言われました。

米中貿易戦争は世界の貿易関係を悪化させ、各企業や各政府に世界第2位の経済圏からサプライチェーンを多様化するように強いています。COVID-19の対策におけるベトナムの成功は、外国投資家の信頼をさらに強め、ベトナムを国際メーカーのビジネス活動の安全な目的地として位置付けることに貢献しています。

工業用不動産の開発に大きな可能性を秘めている2つの地域の1つとして、ロンアンは、タンロン社に位置するベトファット工業団地（ベトファット）のプロジェクトを正式に開始しました。開発面積は約1,800ヘクタールで、国内最大規模となりました。このプロジェクトは、タンタンロンアン投資株式会社とベトナムクリエイティブインダストリアルパークマネジメント株式会社（Vietnam innovation parks management Corporation – VNIP）の協力関係で開発したもので、工業団地と市街地を組み合わせた新しいモデルに従って計画されています。

プロジェクトの総面積の中は、工業団地の土地面積が約1,200ヘクタールと都市部の土地が約625ヘクタールが含まれます。 投資家のニーズに応じてプロジェクトのサイトクリアランスが完了されました。

タンタンロンアン投資株式会社の取締役会長兼CEOであるル・タン氏は「米中貿易戦争とCOVID-19の流行は、FDIの流入に大きな影響を与えました。日本政府は主要なパートナー間のサプライチェーンを混乱させる状況において、日本企業が中国から生産ラインを移動するのため、日本の過去最高の経済的救済パッケージ22億ドルを支援しました。ベトナムにとって素晴らしい機会です。」と述べました。

ベトファットプロジェクトに関して、投資家はそれが外国のパートナーからの要件と基準を満たすことを確信しています。場所がメコンデルタとホーチミン市の間にあり、架け橋という便利性だけでなく、企業はまた、規制とともに再生可能エネルギーを利用した屋根や、廃棄物処理プロセスなどの国際基準にも基づいて建てられています。

このプロジェクトの所有者は「再構築されたサプライチェーンを歓迎したい場合、工業団地は広い面積が必要で、1,800ヘクタールの規模で十分です。外国の投資家の要件を満たすために私たちはスルバナジュロンプライベートリミテッドとJLLという外国のコンサルティング会社とに依頼しています。」と述べました。

現在このプロジェクトは、市場を調査するために韓国、シンガポールからの多くの投資家グローブを歓迎しています。同じビジネス理念の企業と優先的に協力するためです。企業はまた、投資資本についての詳細を共有することができず、大きな金額だけを共有しました。 これは、土地の地盤が弱いため、投資コストがドンナイやビンズオンなどの近隣地域の1.5倍になるためです。

販売先について投資家は「最初に農産物の加工に焦点を当ています。ベトファットは 原料供給源の中心に位置しているだけではなくCOVID-19の流行後に農産物の大きな需要を持っているので販売先は問題がありません」と共有しました。

これまでに、首相によって総面積11,500ヘクタールを超えるベトナムの工業団地の開発計画に追加されたロンアン省には32の工業団地があり、そのうち工業団地の占有率は87％近くに達しています。同省の工業地帯開発計画では、総面積3,106ヘクタールの62の産業クラスターが承認されました。その中で1.08ヘクタールの面積の21の産業クラスターが稼働し、占有率はほぼ90％に達しました。