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カントー市の貿易
成長するカントー市の貿易
カントー市にはカントー国際空港の他、2万 DWT(載貨重量トン)の貨物船が着岸可能な港が3港あり、貿易に必要な輸送インフラが揃っています。また、ベトナム最大の経済都市であるホーチミン市までを結ぶ高速道路が2022年に開通される予定で、ホーチミン市を経由した貿易も今後、利便性がさらにが高まります。
カントー市が制定した2016年~2020年 経済・社会開発計画では、貿易を強化する方針が打ち出され、その結果、下記の表の通り2020年の輸出額は2016年比128%の約14億米ドル、輸入額は2016年比119%の約4億米ドルに達しました。また、2020年の貿易黒字は約10億米ドルで、2016年比132%と大きく伸びています。
2016年 | 2020年 | 過去5年間の増減率 | |
---|---|---|---|
輸出額 | 1,117,522,370 | 1,428,356,403 | 128% |
輸入額 | 342,046,987 | 407,238,290 | 119% |
貿易黒字 | 775,475,383 | 1,021,118,113 | 132% |
カントー市の主な輸出品は水産物(エビ、ナマズなど)や米で、水産物は輸出総額の約27%、米は約16%と2品目で4割超を占めました(2018年)。このことからも稲作・水産業がカントー市の主要な産業であることが伺えます。他にも、製造業や野菜・果物の栽培、紡績業が盛んなことから、機械類や野菜・果物・加工食品も活発に輸出され、また、農薬(殺虫剤や同原料)、機械・靴のパーツ、各種生地が輸入品の中心となっています。
積極的に展開されるカントー市・日本間の貿易
カントー市では、日本との貿易も積極的に展開されており、カントー市・日本間の貿易額は2億米ドル超に上ります(2018年)。うち、カントー市からは主に水産物や衣類などが輸出され、輸出額は1億7,060万米ドルに達しました。また、日本から主に製薬原料や生地を輸入しており、輸入額は3,910万米ドルです。
10社を超える日系企業がカントー市に進出しており、2018年には日系企業向けの工業団地である日越友好工業団地も設立されました。今後、カントー市と日本の取引が拡大していくことが期待されます。
各国との経済連携協定による商機拡大
近年、ベトナムは各国との経済連携を強めており、2019年1月に「包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)」が発効され、貿易の自由化に向け日本を含む加盟国との関税が引き下げられました。
2020年8月には「EU・ベトナム自由貿易協定(EUVTA)」が発効され、ベトナムは10年かけて98%の関税を、EUは7年で99%の関税を撤廃することが決まりました(品目ベース)。また、2020年11月に15か国が署名した「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」にも加盟し、発効後、世界最大規模の自由貿易圏へ参加することとなります。
カントー市もこれらの協定の恩恵を受け、今後、貿易がさらに活発化していくでしょう。
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