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ハノイ市の医療について
ベトナムでは、村、郡・市、省といった各行政単位ごとに公立病院が設けられていますが、医療水準は日本と比べるとまだ劣っている部分があります。しかし、ハノイでは国立の病院や日本を含む外資系の病院、民間の医療サービスの充実した病院も充実しており、比較的高い水準の治療を衛生的な設備で受けることが可能です。
英語対応の病院が多いことに加え、日本語対応可能な病院や日本人医師が常駐している病院もあり、駐在員が突然病気にかかった場合でも安心して受診することができます。また、外資系の病院を中心にインフルエンザや狂犬病、A型・B型肝炎など各種予防接種を受けることが可能で、健康診断のサービスも充実しています。中には、会社と契約を締結することで病院と会社が月ごとに一括清算を行い、キャッシュレスでの受診が可能となるサービスを提供している病院もあります。
国の医療体制において重要な役割を担う
市内には、各科で保健省傘下の国立病院が設立されており、その数は18病院に上ります。中でもバックマイ病院は病床数2,000床を誇るベトナム最大規模の総合病院です。同病院は、新型コロナウイルスの治療においても中心的な役割を果たしており、北部各省の医師を対象にした重症患者救急治療研修も同病院の専門家が講師となり実施されました。
ハノイ医科大学や国立衛生疫学研究所といった国を代表する医療研究機関も市内に設けられており、ベトナム国内の医学研究の中心地だといえるでしょう。これまで、市内では海外から研究者を招待した学会などが開催されてきました。
日本との提携が拡大
近年、日本の政府開発援助(ODA)や厚生労働省による支援のほか、医療法人、研究・教育機関等による医療分野の提携が活発となっています。ハノイ市内には国立病院が数多くあるため、様々な事業や共同研究が展開されています。
高齢化の進行に伴うリハビリの必要性が今後高まると考えられているなか、医療法人社団KNIとベトドク病院はリハビリや脳神経外科の技術協力について合意書を締結しました。KNIはこの合意に基づきベトドク病院への理学療法士の派遣やリハビリテーション室の設置、脳神経疾患に対するリハビリの提供と技術教育支援を実施しています。また、今後はアジアリハビリテーションセンターを設立し、高品質な医療サービスやIT・AIなどの最新技術などを提供する予定です。
花王はハノイ医科大学、東北大学、神奈川県立保健福祉大学および聖マリアンナ医科大学と提携のもと「ベトナム衛生プログラム」を展開しています。同プログラムでは清潔・衛生習慣の定着に向けセミナーや奨学金、啓発活動などが実施されています。
ベトナムでは産・官・学の様々なセクターが医療水準向上を目指し様々な活動を展開していますが、ハノイがその中心地となっているといっても過言ではないでしょう。
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