カントー市でメコンデルタ地域最大規模のゴルフ練習場がオープン
- 2021/05/22
5月17日、メコンデルタ地域におけるゴルフ需要の高まりを受け、メコンゴルフ投資株式会社はカントー市フォンディエン郡でゴルフ練習場を正式にオープンした。ゴルフ練習場は、カントー市の中心地からハウザン省ビータイン市方面におよそ10kmほど離れた国道61C号線沿いに位置する。面積およそ3.5ha、長さ262ヤード(約240m)、幅74ヤード(約68m)で、40組が同時に練習可能である。また、メコンデルタ地域初となるショートゲームに対応したゴルフ練習場で、パー3のコースが6ラウンド設けられており、実践的な練習を行うことができる。
現時点では、カントー市、そしてメコンデルタ地域にもゴルフ場がなく、これまでの練習場でゴルフに慣れ親しんだり、練習して上達するのには大きな制約があった。ベトナム南部全体でゴルフ練習場は20か所あるものの、ショートゲームをできる場所はほとんどない。
カントー市に新たにできたゴルフ練習場で練習をしていたThai Minh Hieu(タイ・ミン・ヒェウ)さんは、「西部に住んでいる人がゴルフをする場合は、通常ホーチミン市まで行って練習をしなければいけないため、かなり時間がかかります。」と話す。ゴルフは富裕層のスポーツとして知られているが、現在、メコンデルタ地域でのゴルフ練習場のニーズはビジネスマンだけでなく、現地に滞在する観光客にとっても極めて高い。
「基準を満たしたゴルフ場がカントー市にできたことは、ゴルフを好む西部の人たちにとって、とても嬉しいニュースです。」とヒェウさんは述べる。メコンゴルフ社によると、利用者は開始前のウォーミングアップ方法や、正しいクラブの握り方、スイングフォーム、ボールへの当て方など、基本的な技術について教えてもらうことができ、また、ゴルフ用具を販売するショップやクラブのフィッティング、レストランエリアも設けられているという。
これまで、ゴルフ場や練習場はハノイやホーチミンを中心に整備が進んでいたが、今後はメコンデルタ地域でも外国人投資家の増加とともに開発されていくだろう。ベトナム全国で見ると、現在、ベトナム人の間でゴルフが親しまれている地域はまだ一部であるが、これから各地にも普及していくだろう。(ベトナムニュース邦訳ライター 鶴田 志紀)
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