東神開発がハノイでランカスター・ルミネール事業に参画
- 2021/07/10
ベトナムのチュントゥイグループは、日本の東神開発と提携して分譲住宅・オフィス・商業複合施設を開発し、質の良いサービスを提供していく方針だ。同グループによると、開発予定地は東西の市中心部の間に位置した結節点となるエリアで、交通アクセスもよく、投資が集まる場所である。商業施設や事務所などを合わせた多用途の複合開発が不動産投資家の注目を集め、他の事業よりもはるかに高い価値となることが市場調査で明らかになっている。
東神開発は高島屋グループの不動産開発事業を進める子会社であり、日本で約60年、シンガポールで30年、ベトナムで10年の実績を持つ。東神開発はこれまでの事業管理・運営経験を顧客利益の最適化に生かしていくとしており、チュントゥイグループは東神開発との提携を大きな前進だと位置づける。
東神開発ホーチミン事務所の佐藤所長は、チュントゥイグループのこれまでの実績を高く評価しており、事業展開力の他にも、資金力、商品・サービスへの考え方について両社の経営理念が一致している点があるとした。「当社はお客様へ質の高いサービスを提供し、ランカスター・ルミネールの価値を長期的に高めていきます。」と佐藤所長は述べる。
ランカスター・ルミネールは、利便性を兼ね備えた生活空間を創出するため、4つのフロアをショッピングエリア・カフェ・フードコートが集まる床面積6,630㎡の現代的な商業施設とする予定だ。住民は少ない移動で買い物・食事・勤務が可能となることから、商業施設によってランカスター・ルミネールの価値が高まると期待される。また、日本のパートナーが持つ開発・運営ノウハウで、住民や顧客に対するサービスの最適化が進められる。
利便性やサービスの質が都市開発のポイントとなっていることが記事からわかる。東神開発の発表によると、チュントゥイグループが分譲住宅事業で、東神開発がオフィス・商業賃貸事業で強みを発揮するとしており、両社の提携によって相乗効果が生まれると期待される。(ベトナムニュース邦訳ライター 鶴田 志紀)
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