あおぞら銀行が新型コロナワクチン基金に寄付
- 2021/07/10
7月1日、あおぞら銀行は駐日ベトナム大使館で、ベトナムの新型コロナワクチン基金に対し500万円の寄付を行った。
あおぞら銀行の専務執行役員で、ベトナムのフオンドン銀行(OCB銀行)の取締役である伊東武氏は、フオンドン銀行とのつながりを通じてベトナムで新型コロナワクチンが不足しているという状況を知り、「あおぞら銀行はベトナムに深く関わりを持つ機関として、新型コロナが収束し、経済・社会活動が早く日常通りに戻ってほしいという願いを込め、ワクチン基金への寄付を決定しました。」と述べた。
日本のあおぞら銀行は1957年に設立され、現在、東京に本店が置かれている。1997年よりベトナムに進出し、2020年6月にはベトナムで最も成果を残している銀行の1つであるフオンドン銀行の株式を15%取得し、戦略的株主となった。この取引は、2020年の代表的な投資・M&Aトップ10にランクインしている。
あおぞら銀行とフオンドン銀行は戦略的提携を結び、あおぞら銀行はフオンドン銀行に対して、経営や事業運営に参加する専門家の派遣、経営拡大支援、小売・リスク管理・技術向上・デジタルバンクに関する支援を長期にわたり実施することを約束した。また、両銀行が協力し、ベトナムに進出する日本企業へ金融サービスを提供することに合意した。
あおぞら銀行のパートナーであるフオンドン銀行は、2021年初め以降、新型コロナ感染拡大に対するベトナム国家銀行の方針に積極的に応じてきた。金利の優遇や融資返済の猶予、そして経営を維持するための迅速な資金供給など、顧客が苦境を乗り越えるためのサポートを続けている。また、フオンドン銀行は今後もベトナム政府の呼びかけに応じ、新型コロナ感染対策を支援する姿勢を表明した。
これまでにイオンベトナムなどがワクチン基金への寄付を発表しており、山田大使(6月15日)によれば、在ベトナム日系企業36社がワクチン基金に約1億9,600万円を寄付し、今後も増加する見通しだという。ワクチン基金への寄付を通じて新型コロナ早期収束に貢献し、ベトナムやパートナーとのつながりを深める企業が増えていくことを願いたい。(ベトナムニュース邦訳ライター 鶴田 志紀)
さらに詳細な情報を知りたい場合は
下記よりお問い合わせください。