引用元：経済推進情報サイト「カントープロモーション」

COVID-19の流行、自然災害、生産高の不利な変化による多くの困難に直面しているにもかかわらず、カントーの農業セクターは依然として成長を維持しており、経済発展に貢献しています。2020年上半期の、都市の農・林・水産業の生産額は5兆9,980億VND以上に達し、前年同期と比較して1.76％増加しました。今年の上半期のGRDPの成長率は、2019年と比較して2.4％に達しました。

課題を克服する

2020年最初の数ヶ月間、カントー市とメコンデルタの市・省の農業生産は、気候変動の影響により、多くの課題に直面しています。特に、COVID-19の流行は、多くの食品サプライチェーンを混乱させ、国内市場と輸出市場の両方に影響を与えています。

作物や動物の多くの病気も複雑になり続け、多くの農業生産活動に悪影響を及ぼしています。通常、アフリカ豚熱は再発リスクが高く、病気予防の薬やワクチンもないため、地域における飼育世帯の供給は、市場の需要を満たしておらず、豚肉の価格はタイムリーな価格調整がなされていません。

しかし、都市の指導により農業セクター全体の課題をクリアし、品質の向上と発展をし続け、さらに気候変動へも適応しています。カントー市農業農村開発局によると「農業セクター全体は、都市農業再構築プロジェクトを効果的に実施し続け、カントー市における持続可能な農業変革プロジェクトを促進しています。市場の需要を満たすため、地方の企業は農業製品をVietGAPおよび安全保証、品質基準に従って生産しています。野菜および短期工業作物の生産構築を、安全な野菜生産地域構築にシフトします。果樹園とエコツーリズムが組み合わされたモデルを構築し、価値の高い果樹生産地を開発しています。」と述べました。

今年の年頭より、農家が生産構造の変更に関心を持っているため、面積と生産量は前年同期と比べて非常に高くなっています。現在、市には総面積20,811haの果樹園があり、計画の2.82％を超えています。そのうち180haはVietGAP基準に準拠しています。野菜、作物、豆、短期工業作物などの総栽培面積は14,993haがあり、前年同期より2,915ha増加しました。

同時に対策を実施しています

カントー市農業農村開発局は、課題を解決し続け、農業開発を促進し、人々の安全な生活を向上するために、多くの解決策を同時に実施しています。動植物の病気予防に積極的な指導をすることに焦点を当て、商品の需給、食品の安全性、市場価格の安定化、インフレ抑制を確保することに貢献します。

カントー農業農村開発局局長のグエン・ゴック・へー氏は「農業セクターには、開発の条件があり、セクター目標と都市の社会経済目標を達成することに貢献しています。同時に、中央および都市レベルの法律、政令、決議、プログラムや計画を効果的に実施し、農業分野に従事する人と企業に、投資を奨励し支援しています。農業セクターにおける公共投資プロジェクトの実施を促進しています。」と述べました。

カントー市人民委員会のグエン・タン・ドゥン副会長は「農業セクター全体を開発し、課題の克服および年間目標と計画を完遂するよう要求しました。農業セクターの再構築に注意を払い、農産物の生産と消費、ハイテク農業生産におけるリンケージモデルを開発することが必要です。バイオセーフティブな養殖を促進し、家畜や家禽の病気予防、早期発見のための状況監視とタイムリーな治療、抑制を行います。」と述べました。